宇宙極限事象を解明する新たな目
次世代の天文学「極高エネルギー宇宙線天文学」への挑戦
Mission
宇宙空間に存在する高エネルギーの放射線「宇宙線」を人類が発見してから、
100年以上宇宙線を観測する基礎研究が進められ、人類の加速限界をはるかに凌駕する
エネルギー(10の20乗電子ボルト)の極高エネルギー宇宙線が到来していることが明らかになりました。
しかし、このような巨視的なエネルギーを持つ宇宙線がどこでどのように加速され、
宇宙空間を伝搬し、そして地球に到来するかは分かっていません。
大阪公立大学大学院理学研究科の藤井俊博を研究代表者とする
FAST実験の研究目的は、この宇宙でもっとも高いエネルギーを持つ宇宙線の起源を解明し、
次世代の天文学「極高エネルギー宇宙線天文学」を確立することです。